記録

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最近覚えた言葉「チーズハンバーガーは?」

きっちり定時に会社をでた。
家に帰るたびに「チーズハンバーガーは?」と3歳の息子が言ってくる。

惜しいな、チーズバーガーね。

毎日"おかえり"代わりに言ってくるけど意味わかってるのかな。
言いたいだけ?
それでも今日こそは早く帰ってマックを買っていってあげようと決めていた。

どこかで噂に聞いた「無料でピクルスを増量できる」説をふと思い出したので試してみた。
"かしこまりました"
あっさり(笑)
これを使わない手はない。
良いことを知ったぜ。

我が家における"たまにする贅沢"はマックorすき家だ。
息子よ、質素ですまん!

 

■良かったこと
①小説を読み終えたこと
池井戸潤「七つの会議」
まずはあらすじから。
※ネタバレ注意
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中堅電機メーカー「東京建電」の営業一課の社員は厳しいノルマを課せられていた。
38歳の坂戸はバリバリ契約を取り、毎回ノルマを達成する。
決して威張ることもなく、人柄も良い。
かたや営業成績が悪く、会議では居眠りばかりしているぐうたら社員の50歳の八角(やすみ)。
この2人は仕事上のパートナーだ。
ある日、穏便な坂戸が八角にブチ切れる。
"足を引っ張るな。真面目に働け"と。
誰の目から見ても坂戸が正しいのだが、八角はまともに聞く耳をもたない。
その後も八角への注意は幾度となく繰り返される。

後日、八角によって坂戸はパワハラで訴えられ、人事部へ異動させられてしまう。
誰が見ても坂戸が正しく、パワハラは認められないだろうと思っていた周囲は唖然とする。
この事実の裏には驚愕の真実が隠されていた。

これは8部の短編の中の第1話目。
東京建電に関わる7人について「どんな想いで働いているのか」「どのような生い立ちで今に至ったのか」が描かれ真相へと迫っていく。
クライマックスで合点がいった。
この物語の主人公は"こいつ"か!
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(感想)
初めて池井戸作品を読んでみた。
"会社の闇を暴く"という点で、かつてドラマで見た「半沢直樹」と似ているなと思った。
大きな組織に埋もれて働くなかで、性格がねじ曲がり、仕事への情熱が歪んでいく様が生々しい。
決してフィクションではないような緊迫感を感じた。
Aさんから見たBさんは嫌な奴だけど、Bさんの生い立ちを知るとその嫌らしい態度にも正義があることがわかる。
みんなに同情の余地があって、もはや何が正しいのかわからない(笑)
所詮正義なんて主観にすぎないのかも。
なかなか考えさせられる作品だったな。
会社の闇が徐々に露わになり、悪い奴が炙り出されていく展開は爽快でした。

 

②早く帰れたこと

 

③ピクルス増量のチーズバーガーが食べられたこと