記録

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プリズム

■良かったこと

①小説を読み終えたこと

百田尚樹「プリズム」

まずはあらすじ。

※ネタバレ注意

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家庭教師の聡子は大金持ちの岩本家の長男である修一に数学を教えることになる。

岩本家の屋敷は広大な庭園があり、それを気に入った聡子は講義が終わるとよく庭を散策した。

そこで岩本家の主(あるじ)の弟、広志に出会う。

年齢は聡子と同じくらいで30台前半。

彼は多重人格者であり、彼の中には広志の他に、純也、卓也など5人の人格があることを知る。

はじめは演技ではないかと半信半疑だったが、次第に多重人格者の存在を認めていく。

それと同時に1人の人格:卓也に惹かれていく。しかし不定期に人格が入れ替わる人との恋愛が上手くいくわけがない。

ましてや聡子は既婚者だ。

 

広志の中の数々の人格は、過去に受けた親からの暴力によって生み出された。

他の人格が出ているときの記憶は広志にはなく、そのせいで周囲になじめず社会に進出することもできていない。

彼は彼自身の人生を取り戻すため8年もの間、人格を統合する治療に励んでいる。

聡子も応援する一方で完治するということは卓也が消えてしまう、という事実に葛藤する。

禁断の恋の行方は・・・。

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タイトル「プリズム」からは全く内容が想像できなかったので少し不安だったけど面白かった!

無色の光が屈折することで七色が現れるプリズムのように、人間も"何か"をキッカケに性格が分離して多重人格者になり得る。

なるほどな〜。

 

禁断の恋、的な話は初めて読んだけどなんとも切ない話だ。

そういうものなのかな(笑)

冒頭でスッと設定が入ってきて、"話がのってくる"までの退屈さが無くて読みやすかった。

 

②子供たちの予防接種にいったこと

息子はインフルエンザ、娘はインフルエンザ+B型肝炎の予防接種。

2人とも診察室の外まで響き渡るくらい大泣き!

後続には同じく予防接種にきた子供たちが何組もいたから、ビビらせちゃっただろうな(笑)

病院から帰るとすっかり元気にしていたから、まあ副作用は大丈夫そうかな。

大人も油断せずに備えなくては。

 

③ラップの凄さを知ったこと

アメトーーク ラップ芸人」を観た。

ラップといえばリズムに乗せて淡々と言葉を詰め込む、というイメージしかなかったけど、かなり高度でクレバーなものだと知った。

色んなスタイルがあるらしいけど1番気になったのはフリースタイルバトル。

1対1で交互にラップを披露して優劣を競うというもの。

内容はほぼ相手のディスり(笑)

凄いのはとにかく「即興性」!

準備してきたものを言うのではなく、相手が言ってきたことに答える内容でレスポンスする。

その中で韻を踏んだり時事ネタを入れたりしてオリジナリティを出していく。

これを間髪入れずに行う。

頭の回転半端ない!全く引かない!

この人たちが会社で討論したらさぞ活発な会議になるんだろうな〜ってずっと考えていた。

こういう楽しみ方もできてアメトーークいいね。

だからといって急にラップを聞き始めるつもりはない(笑)