記録

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2018年、仕事納め

今年も終わりということで、会社の同期11人で飲み会をした。
業務都合や体調不良やらで女性陣6人がキャンセルとなり、男10人、女1人という異例の組み合わせに(笑)

この飲み会で僕はとても幸せな気持ちになった。
彼女が出来た、婚約したという報告ラッシュ。
中でも、同期同士で付き合うことになり、来年から同棲も始めると聞いたときは、言葉が出なかった。
2人ともうちに遊びに来てくれるし、とても仲良くしていたので、この上なく嬉しい気持ちになった。
入社5年目で付き合うことになるとは・・・本当に驚いた。
我が家に同期をちょくちょく呼ぶこともあり、妻もみんなのことをよく知っている。
早速報告しなくては!
きっと喜んでくれるに違いない。
(1次会で帰った人もいて)男11人で2次会をやった。
一通り近況報告が終わると、ごりごりの男子高校生のノリに。
高校時代にもこんなにバカな会話をしたことがない、というくらい下品な話ばかり(笑)
よく喋った。
声を出して笑った。
いろいろあったが2018年は良い形で締めくくれそうだ。
次にみんなで飲める機会はまだまだ先だが、その時にどんな話が聞けるか楽しみだ。

 

■良かったこと
①同期と久しぶりに飲めたこと

 

②小説を読み終えたこと
北村薫「遠い唇」
この本に収録されている短編小説「ビスケット」を読んだ。
殺人ミステリーだ。
簡単に概要をかく。
※ネタバレ注意
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主人公はミステリー作家(女性)で、ある日、とある大学で客員教授をしている外国人のトリリン氏と対談することになった。
当日、大学の研究室を訪れると、トリリン氏は何者かによってバットで撲殺されていた。
うつ伏せに倒れている彼の右手は不自然な形をしていた。
人差し指、中指、薬指がぴったりとくっつき、親指と小指は離れている。
主人公に加え、殺された彼もミステリー作家であることから、これはダイイングメッセージではないかと思いを巡らせる。
不自然な手の形が示すものは何なのか、そしてそれが示す人物とは一体誰なのか。
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僕は"名探偵コナン"が好きで、毎週アニメを観ていることもあり、この場面は容易にイメージすることができた。
ダイイングメッセージを解くカギは「アルファベット型のビスケット」と「お香」だ。
"お香"が出てくるなんて驚きだ。
これだけでは何が何だかわからない(笑)

話中に名探偵と称される人が出てくるのだが、犯人の特定方法が印象的だった。
ダイイングメッセージから犯人を導くのではなく、人々の言動から犯人のあたりをつけ、そこから逆算して解くのだ。
そうすれば普通なら思いつくはずもない要素が浮かび上がる。

なるほど。
今回でいえば、犯人の妻がトリリン氏にお香を教えていたことを知り、そこからお香に使われる「源氏香」と呼ばれる表現形式こそが"答え"であること導き出す。
どんな手法であれ、犯人がわかればそれで良いのだ。
探偵の世界も結果が全て(笑)

 

③体調を崩すことなく1年働き通せたこと

バチェラー第2弾

■良かったこと
①バチェラーを見たこと
職場で「バチェラー」の話になった。
1人の男性を20人の女性が取り合うという、とんでもない設定のドキュメンタリーだ。
第1弾から第3弾まであり、今回の主役が、職場のサッカープレイヤーNさんと同じ高校出身、というところからこの話に。

AmazonPrimeで見られるということで、家に帰ってから早速観てみた。
男性(バチェラー)はイケメンでお金持ち、運動神経抜群という完璧なステータス。
集まった20人の女性もみんな揃って顔面偏差値が高い。

1話1時間、計12話。
初めは男にとって誰もが羨む設定だと思っていたが、1話目の途中でとんでもないことだと気づいた。
20人の女性に平等に接し、楽しませ、残りの人数を自らの判断で選び、削っていくことがどれほど過酷なことか。
むしろ男性に同情し、すごくいい人だと思ってしまう(笑)

ところどころに女性のインタビューが挟まれるのだが、想像通り(期待通り)ボロクソな言いようだ。
「あの子はまるで怪獣」「あれはムカついた」「あの子より自分の方が上」
悪く聞こえるけど、そう思っちゃうよね。
僕でも同じようなことを言うんだろうなと思う(笑)

我先にとみんながアピールする中で、なかなか自分をさらけ出せない人がバチェラー(男性)に2人だけのデートに誘ってもらえてキラキラしているのを見ると、報われて良かったなと思う。
ただ、僕の妻とAKB指原(コメンテーター)は厳しい。
「こういうタイプの女はダメだ」「こいつはヤバい」そして「男ってほんと馬鹿だよな」と(笑)
⇒これはみんな妻の言葉

ストーリーが進むにつれて女性同士の牽制や発言の過激さがどんどん増していく。
あんなに控えめだった女性が、デート後には「他の女と2人きりになんてさせない」という強気な態度へと変貌する。
最後までみんなメンタル持つのかな。
今後の展開が楽しみだ。

 

②2018年の常駐先での業務を無事に終えたこと
5月までは運用業務、6月からはデリバリーという新たな業務に挑戦させてもらった。
この現場は2年目だが、1年目とは全く違った経験ができたし、成長できたと思う。
そして、新たなメンバーとたくさん話して仲良くなれたことがとても良かった。
来年はどんな新しい仕事をして、どう変わっていけるか楽しみだ。
同じことをやってもあまり意味がないので、常に挑戦し続ける姿勢を忘れずに!

 

③妻が夕食を作り続けてくれていること
今週は妻の料理をたくさん食べた。
今は昔と比べて、当たり前のように毎日何品も料理を出してくれる。
とてもありがたい。
たとえ無意識にでも、これからも作ってもらえるように頑張ろう。

 

無言の圧

昼間に4~5通ほど妻にLINEをしたが、全く返事がない。
既読マークはついているから見てくれてはいるようだ。
こういう時は決まって僕が何かをやらかして妻の逆鱗に触れている。
確かに、昨日は機嫌があまりよくなかったのだが、思い当たる節がない。

昨晩、息子は38.7度の熱を出した。
本人はいたって元気だったので特に心配はしていなかった。
「熱下がった?」とお昼ごろにLINEをしたが何時間経っても返事はなく、その後「〇〇時に最寄り駅に着く」「何か買っていくものはあるか」と送っても、既読スルー。
家の前でいったん立ち止まる。
夕食が無いことはもちろん、口を一切聞いてくれなくても僕が不機嫌な態度をとってはいけない、と言い聞かせるように深呼吸をしてから玄関の扉を開けた。

廊下を抜けて奥のリビングに入ると、机の上にはご飯が用意されていた。
妻も普通に会話してくれる。
どういうこと?
何が何だか訳がわからなかったけど、とにかくホッとした。
「どうして返信くれないの!」と笑いながらいうと、最初に連絡してくる内容がおかしいよね、と言われた。
熱下がった?じゃなくて朝仕事に行く前に熱を測るのが普通だろ、とのこと。
確かに。
確かにその通り。
だけどスルーしすぎだろー(笑)
息子の熱は下がり、いつも通り平穏に過ごすことができた。

①家庭内戦争が勃発しなかったこと

 

②短編集を読み進めたこと
今日は北村薫「遠い唇」に収録されている「ゴースト」を読んだ。
率直に言うと、僕にはちょっと理解できなかった。

※ネタバレ注意
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主人公は多忙な雑誌編集者(女性)。
相手に合わせてしまう性格で、誰と一緒にいても心が休まらない。
仕事が忙しいうえに、プライベートでも気を使うため、心身ともに疲弊していた。
ある日、念願の相手と取材できることになり、メールで待ち合わせ場所と集合時間を取り決めた。
前日になって、その取材相手から電話があり、展覧会に一緒に行こうと誘われる。
これを話の糸口にするのだろうと思い、彼女は承諾した。
電話を切ると、(確認の意味も込めて)変更になった集合場所と誘ってもらったことへのお礼を書いたメールを送った。
しかし、返事は意外なものだった。
「その約束をしたのは私ではない。別の人と間違えている」
メールで取材の予定をやり取りしていた相手と電話を掛けてきた人物は、同じ苗字の全くの別人だったのだ。
すぐに謝罪のメールを書かなければ、と思ってはいたのだが、彼女は椅子にもたれかかり「・・・少しだけ休ませて」と呟いた。
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物語はこれで終わり。
一体何を伝えたいのか全く分からなかった。
すぐさま読み返したのだが、それでも釈然としない。

ざっくり概要を書いただけなので、今このブログをお読みのあなたが実際の小説を読めばちゃんと理解できることは大いにあり得る。
なぜタイトルが「ゴースト」なのか、という点に僕が触れていないということもあり。
今まで読んできたものがどれも僕にとって面白かっただけで、まだまだ小説の世界には"違った面白さ"がある、ということなんだろうか。
色んな作品を読んだあとで、いつか読み返してみようかな。

 

③パワーポイントを作ったこと
"勉強会"と称したこじんまりとした会あり、そこで僕が仕事に関する説明を行う予定だ。
普段は既存の資料を使って説明するばかりで、自分で作る機会はほとんど無いのでせっかくだからパワーポイントで資料を作ってみた。
本で読んだ内容を盛り込むべく"とにかくシンプル"ということを意識した。
まだまだ粗削りなのでブラッシュアップしていこう。

大人になっても漢字練習

■良かったこと
①問題が解決したこと
緊急性はないが、今まで(技術的に)経験したことのない課題に直面していた。(仕事)
「仕組みや用語を色々調べれば」「時間をかけて読み解けば」「この人に聞けば」というような、今までやってきた手法が全く通じない。
先週から、どう解決したらよいのか、というかそもそも初めの一歩の踏み出し方すらわからず途方に暮れていたのだが、まさに今日、(30歳を過ぎても週の半分以上サッカーに勤しむ)Nさんが解決してくれた。
僕は何にも貢献していない。
Nさんは仕事が早く、問題解決力も高い。
何かわからないことがあっても、最終的になんとかしてくれるという安心感がある。
今回のような問題にぶち当たっても、素早く仮説を立てて検証し、だめだったらまた仮説を立てて検証する。
"広い視野を持って、とにかく行動する"
この姿勢を見習い、盗めるものは盗んで僕も成長しなくては。
今の職場には、Nさんを含め尊敬できる人がたくさんいる。
有能な人が集まる現場で働けているこのチャンスを存分に活かしていこう。

 

②計画通り働けたこと
今日は想定していた作業を全て終わらせることができた。
予定通りに作業が終わったおかげで、早く帰ることもできた。
妻の作ってくれた夕食に腹鼓を打ち、息子と遊び、のんびり過ごせて満足、満足。

 

③用語書き取り、漢字練習をしたこと
小説を読むときは、意味の分からなかった言葉と難しい漢字をメモしている。
あとからその言葉と意味をノートに書いたり、難読漢字の書き取りを行うためだ。
例えば、「溜飲を下げる」とか「杜撰」「蠟」「靄」などなど。
「蠟(ろう)」を書く機会なんて一生無いと思うけど(笑)

最近は読んでばっかりでほとんどアウトプットできていなかった。
平日にちょこちょこ進めようと思う。
小説を読んでいて、難しい言葉が出てくるたびに立ち止まっている日々とも早くおさらばしたいものだ。

 

クリスマス 第二弾


夕方、近くのイトーヨーカドーに家族で買い物に出かけた。
クリスマスイブだからか、普段はたくさんストックされている食品売り場のカートが全部無くなるほど混んでいた。
うちは昨日クリスマスのご馳走を食べていたから、明日からの食材を買いに行ったのだが、チキンやお惣菜、ケーキが至る所に並べられていて、嫌でも見てしまう。
もう諦めた。
意地を張るのはやめ。
今日もチキン、サラダ、シャンメリーを買ってクリスマスパーティー第二弾を決行することにした。
まあ、いいよね(笑)

 

■良かったこと
①小説を読んだこと(まだ半分)
北村薫「遠い唇」
妻からもらった短編集を早速読んでみた。
⇒平日読む用としてもらったのだが、休日に読んでもまあ良いでしょう

7つ中4つについて簡単に概要を書く。
※ネタバレ注意

1.遠い唇
主人公の男性は、家から出てきたガリ版の同人誌を見て大学時代を思い出す。
所属していたミステリーサークルで、1つ年上の女の先輩と過ごす日々。
二人は付き合っているわけではない。
ある日、先輩から暗号と思しき文字列が書かれた手紙が送られてくる。
何ですかあれ?と聞いてもそっけない態度ばかりで答えてくれない。
そのまま先輩は卒業して故郷に帰り、2人は離れ離れになる。
一年後、自分が卒業する際の追い出しコンパに先輩が来てくれるのでは、と密かに期待を寄せていた。
しかしそこで、先輩は既に亡くなっていることを知る。
原因を知ることは無く、途方もない悲しみに暮れた。

時を経て暗号文を眺めていると、徐々に解読の糸口が見つかりパズルのピースが埋まっていく。
そして解いた先に現れたのは"好きです"という告白文だった。

(感想)
切ない!とにかく切ない。
当時、この答えに辿り着いていたら何かが変わっていたのだろうか。
今となってはどうしようもない虚無感が伝わってきた。
自分が主人公だったら、と考えると嫌気がさす。
僕はクイズ好きなので、暗号文が出てくるとつい主人公と一緒になって考えてしまう。
難しくて全く解けなかったけど(笑)
たった20ページの物語だが、主人公に感情移入できて、強烈な印象を受けた作品だ。

2.しりとり
登場人物は作家(男)とその編集者(女)。
この編集者は数年前に夫を亡くしている。
この夫が病室で妻に出した謎解きを作家と共に解き明かす、という話だ。
この問題は俳句になぞられている。
(俳句が紙に書かれている)

十七音中の十音は書かれているが、途中の七音が空白となっている。
そこに「黄身しぐれ」という和菓子が置かれている。
和菓子は五文字しかなく、そのまま当てはめても2文字足りないし、意味も通じない。
夫がこの俳句に込めたメッセージとは。

(感想)
この話も、解けたのが夫が亡くなった後、という点で1話目「遠い唇」に似ている。
生きてる間に解けてくれないものかと、もどかしい気持ちだ。
しかし、謎が解けるとホッコリした温かい気持ちになった。
人が亡くなったときはせめてこうじゃないと!(どんどん悲しくなってしまう)

またもや謎解きがあって必死に頭を回転させたが、だめだった。。
もし物語の中に入りこめたとしても僕は役立たずだな(笑)

3.パトラッシュ
この話は、筆者が何を言いたいのか正直わからなかった。
僕の読解力が追い付いていないのか。
もしくは感じとったままの、この感覚が正解なのか。
妻からも意見を聞かせてもらおう。

4.解釈
本屋を訪れた3人の家族のもとに、突如宇宙人らしき生命体が現れる。
宇宙人たちは3人が手にしていた「吾輩は猫である」「走れメロス」「蛇を踏む」を読んで、地球の生命体"人間"とはどんな生き物なのか推測していく。
宇宙人たちは地球の文学作品をどう解釈するのだろうか。

(感想)
宇宙人がでてくる話は初めてで、想像もしていなかったから登場シーンでは何事かと思ってしまった。
僕たち人間と宇宙人の解釈の乖離がツボにはまる。
簡単に言うと、宇宙人は素直で真っすぐだ(笑)。
例えば、吾輩は猫である
冒頭の「吾輩は猫である。名前はまだ無い」とう一文に対して、"著者が猫と名のついたものであることはわかるが、名前が無いというのは嘘だ。著者:夏目漱石と書いてあるではないか!"と。
また、走れメロスでは"メロスがこんなに走って息が切れているのに、著者の太宰治は息ひとつ乱れず彼を観察しているなんて、なんと強靭な人物なんだ!"と。
読んでいて思わず笑みがこぼれる。
宇宙人はなんてこんなにも純粋なんだ(笑)

 

②またクリスマスパーティーをしたこと

 

③帰省に向けて荷物をまとめたこと
12/29(土)に長野の実家へ帰省する。
妻は妊娠中で、移動するときのスーツケースは邪魔になるので事前に郵送することにした。
全員分の洋服とNintendo Switchを詰めて準備完了。
今年の仕事も今週で終わりだ。
しっかり最後までやりきろう。

 

一足早いクリスマス

今日、一足早いクリスマスパーティーをした。
パーティーとはいってもお惣菜やチキンを買ってきて食べるだけなのだが(笑)

今年は妻とプレゼント交換をすることにした。
淡々と過ぎてしまうのは勿体ないと思い、柄にもなく提案してみた。
予算は5000円。
お互い1カ月ほど前から何を贈ろうか考えてきた。
妻は早々に決めたようだが、僕は今日になってもまだ悩んでいた。
"妻が欲しいもの"は自分で選んでもらった方がいいから、僕からは"喜んでくれるもの"を贈りたい。
とはいっても過去に"喜んでくれたもの"をプレゼントできた試しがない。
妻の査定は厳しいのだ。

悪い意味では無い。

お世辞の無い、素直なリアクションということだ。
喜ばせる、というのもおこがましいから"何とか使ってくれるもの"くらいにしておこう(笑)

 

昼過ぎにラゾーナ川崎に出かけた。
最初はお互いのプレゼントを買うため、別行動。
クリスマス前の連休ということだけあって、商業施設は人でごった返していた。
目的のお店へたどり着くにも一苦労。
悩んだ挙句、シフォンケーキを作るための型とナイフ、風呂あがりに使うヘアバンドという異色の組み合わせに決めた。
最近お菓子を作ってくれるのだが、シフォンケーキも作りたいと言っていたのと、お風呂から出た後、髪を乾かすのにバンド代わりにタオルを頭に巻いている姿が浮かんだからだ。
何とか妻にとって"使えるもの"であることを祈って(笑)

15時ごろ、家に帰ってくるなりオードブル、照り焼きチキン、シャンメリーを机に並べて早速パーティ開始。
いくつになってもシャンメリーは外せない。
食後にはクリスマスケーキまでたいらげて、お腹パンパン。
満足、満足。

そして、プレゼント交換タイム。
一体妻は何をくれるんだろうとわくわくする気持ちと予測できないモヤモヤ感が半分ずつ。
渡されたのは大きな(30cmくらいの)包みと小さな(本の形をした)包みだった。
大きい方を袋から出してみると、"ありがとう"と書かれた(包装された)直方体が出てきた。
"ありがとう"という言葉にたじろいだ。

我が家においてこの言葉は絶滅危惧種に指定されている。
包みを開けると中から金の文字が記された木箱が出てきた。

おぉ、なんか高級感が。
更に蓋を開けると、お茶碗が二つ入っていた。
先日僕は自分が愛用していた茶碗を割ってしまってそれっきりだった。

筆のタッチで青と赤の富士山が描かれた和風のデザイン。

色彩豊かでインパクトがあって、かわいらしい。

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お茶碗


そして、もう一つは、短編小説集「遠い唇(北村薫)」だった。
本を読む時間があまりとれない平日には短編集が良い、といったのを覚えてくれていたんだな。

当然、プレゼント自体に対して嬉しいという気持ちがあったのだが、それにも増してこれだけ僕のことを"見て、考えた末の贈り物"というところが染み渡る。
普段、僕のことを"見て、考えた末の非難の言葉"しか出てこないことも一役買っているのかも。
こんな感覚はいつぶりかな。
5年前、付き合って最初のクリスマスにiPodを貰ったこと、社会人になってからの誕生日に美味しくビールを飲めるようにと名前入りタンブラーを貰った時のことを思い出した。

 

そして僕からのプレゼントも、まあ及第点、という感じだった(笑)

去年は、離婚を覚悟するほどの大喧嘩をした地獄のクリスマスだったということもあり、平和に過ごせたこの一日が本当に、本当に、本当に素晴らしいと感じた。
クリスマスだけ切り取ると1年は早いなと思う。
あの時離婚しなくて(されなくて)良かった~(笑)
来年は家族も増えて4人で迎えることになると思うけど、どうか変わらず平和でありますように!

 

■良かったこと
クリスマスパーティーを無事にできたこと

 

②妻から心のこもっている(であろう)プレゼントを貰えたこと

 

③息子がトイレでおしっこできるようになってきたこと
最近は、トイレに連れて行っておまるに座らせると、かなりの確率でおしっこをしてくれるようになった。
この調子で習慣化されるように褒めておだてていこうと思う。
次なる目標はおしっこしたくなったら自分から言えるようになること!
毎日言い聞かせて、来年4月からの幼稚園までに習得させよう。

 

フィッシュストーリー

■良かったこと
①大掃除をしたこと
うちは毎年、年末の大掃除はクリスマス前に行う。
年末休みに入るとすぐに実家に帰るからだ。
普段掃除をしないエアコン、窓の桟(さん)が対象だ。
いやあ、汚い。
エアコンの解体はもう慣れたのだが、窓の桟は雑巾が真っ黒になるほど酷かった。
(当たり前だけど)定期的にやらないからこうなるんだな。
今後どうするかは置いておいて。。

一旦、やりきったからこれでクリスマス、年末も気持ちよく迎えられることだろう。
あとはとにかく、とにかく、妻と喧嘩しないこと!
掃除の100倍重要だ(笑)

 

②小説を読み終えたこと
伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」
4つの短編小説が収録されている。
簡単に内容を書いてみる。
※ネタバレ注意
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1話目:動物園のエンジン
動物園のオオカミの檻の前に居座る元動物園職員の男がいた。
その男がいると動物たちは何故か活気づく。
まさに動物園のエンジン的な存在。
しょうもない(親父ギャグ的な)理由から、主人公(達)はこの男が元市長殺しの犯人ではないかという疑惑を持ち、それを立証しようと動き回る。
この物語には、ところどころ動物目線の描写が出てくるのだが、はじめは人間主観(居座っている男目線)で書かれていると思っていた。
巻末の"解説"を読んで、初めて動物目線だと気付き、即座に読み返した。
ちゃんと読み切ったと思い込んでいた自分が恥ずかしい。
伊坂作品は少し気を引き締めて読もうと思う(笑)

 

2話目:サクリファイス
人捜しを依頼された探偵は、とある人里離れた集落を訪れる。
この村では、人間を「生贄」として(何日も)洞窟に閉じ込める儀式が昔から行われている。
なぜ生贄の儀式が始まったのか、そして今もなお続けられている理由とは。

果たして依頼された人物は見つけることができるのか?
この集落に隠された謎を解明していく。
危険で怪しい香り満載だが、意外にも愛のある話で短編ながらのめり込んでしまった。

 

3話目:フィッシュストーリー
とある売れないロックバンドの曲が世界を救う、という話なのだが、これだけ聞いてもピンとこない。
まず「二十数年前の話」から始まる。
次に「現在」。
そして「三十数年前」。
最後に「十年後」。

上記の話は全て異なる登場人物で描かれている。
共通しているのは「間奏で無音の時間がしばらく続く、売れないロックバンドの曲」が出てくることだ。
はじめは、場面や登場人物がころころ変わるので一体どういう話なのかまるでわからなかった。
しかし読み進めるうちに、登場人物が1つの曲に影響され、その影響された人によって人生を変えられた人がいて、更にその人が、、というように連鎖的にパズルのピースが埋まっていく感覚を覚えた。
その結果、なんと世界が救われるというね。
最後に全てが繋がったときは気持ちが良かった。
バタフライ効果」「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉が想起された。
僕にとってこのパターンの小説は初めてなので、良い出会いとなった。

 

4話目:ポテチ
同じ誕生日の赤ちゃんが病院で入れ替わってしまう、というまさに小説のような話だ。
(昔はそういうことがあったとは聞いたことがあるが)
かたや空き巣、かたやプロ野球選手。
入れ替わったことを読者が知るのは最後になってからなのだが、途中に出てくる2種類の異なる味のポテチを間違えて食べるシーンが"前振り"というか"暗示"のように効いている。
これも"解説"を読んで気づくという。。
主人公(空き巣)が、出来の悪い自分を育てることになってしまった親に申し訳なく思い(親は入れ替わったことを知らない)、補欠ながら頑張っているプロ野球選手を陰ながら応援する姿には心を動かされた。
空き巣なんかしてないで働け!(笑)
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今回初めて短編集を読んだ。
短編集と聞くと、1つあたりの話が短いから内容が浅いんだろうなとあまり良い印象を持っていなかったが、実際読んでみるとハマってしまうし、読書の時間をあまりとれない平日に読み進めるには最適だということが分かった。
そして、巻末の"解説"はこれからも必ず読もうと決めた。
僕はその小説の本当の面白さや重要な意味を取りこぼすだろうから(笑)

 

ポケモンドーナツをGETしたこと
ミスドポケモンドーナツをようやく買えた!
⇒過去に3~4回買いに行ったが悉く売り切れだった
ピカチュウは売り切れだったが、モンスターボールのドーナツはなんとかGET。
妻へ。お待たせしました。