■良かったこと
①本を読み終えたこと
村田沙耶香「コンビニ人間」
まずはあらすじ。
※ネタバレ注意
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古倉恵子は変わった子供だった。
公園で小鳥が死んでいて、子供や親たちが悲しがっていると「お母さん、持って帰って食べようよ」と言って周囲を驚かせた。
本人からすれば、死んでいるから食べても問題ないし、家族は唐揚げが好きだから寧ろ良いことでしかない。
他にも、小学校では男の子の喧嘩中、誰か止めてーとなったときに片方の男の子をスコップで殴りつけた。
喧嘩はすぐに止まったのだが、周りからは恐れられ、親が呼びだされることもしばしば。
それからはなるべく周囲に変人だと気づかれないように、家族に迷惑をかけないように、自分を押し殺して過ごした。
学生時代に恵子はコンビニのアルバイトを始め、自分が夢中になれるものを見つける。
そのまま時は流れて36歳独身、彼氏無し。
ベテランの"バイト"だ。
家族、友人など誰と話しても「結婚しなよ」「就職しなよ」と言われる。
何でみんなそれにこだわるの?
自分の幸せとは何なのか。
周りが求める自分とは何なのか。
恵子が下した決断とは。
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(感想)
特徴的すぎる主人公(笑)
周囲にも自分にも興味がなく、常にコンビニのことだけ考えて働き続ける。
悪口を言われても全く動揺しない。
確かに他人の「幸福」を他人が勝手に決めて押し付けるというのは現実にあるのかもしれない。
どんな分野であれ、自分が輝ける場所を見つけてそこで頑張ることが大事だと思った。
無理してても、誰も得しない。
そして色々な本を読んで思うことを、またこの本でも。
"決めつけるのは良くない"。
②朝、排水溝掃除をしたこと
③久しぶりに天気が良かったこと
やはり晴れの日は歩いていて気持ちがいい。
これで梅雨が終わってくれたら最高!