記録

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プロパガンダゲーム

①小説を読み終えたこと
根本聡一郎「プロパガンダゲーム」
職場のS君から借りたものだ。
率直にいうと今まで読んできた小説の中でトップ3に入るほど面白かった。
まずは概要から。
※ネタバレ注意。
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広告業界No.1企業の最終面接に集まった就活生8人が4人ずつのチームに分かれてゲームを行う。
(架空の)2国が1つの島の領有権を巡って争っている。
政府側4人は戦争賛成派、レジスタンス側4人は戦争反対派。
このゲームには一般人100人がパソコン越しに参加している。
ツイッターのような掲示板を通して各チームが情報や主張を投稿したり、カメラを通して演説を行ってアピールする。
2時間後に戦争に"賛成"or"反対"の投票を行い、相手チームより多くの票を獲得したチームの勝利となる。
ただしそれぞれのチームにはスパイが1人いる。
スパイは自分が潜入しているチームが負ければ、つまり表向きには戦っている相手の勝利が自分の勝利である。
戦争のない現代において、政府側は戦争賛成派を増やすためにどのような策を講じるのか。
時には冷静に、時に感情的な"プロパガンダ"が聴衆100人の心を動かしていく。
スパイ役なったメンバーは自分の正体を隠しながらどんな立ち回りを見せるのか。
そしてこの就職試験の真のねらいとは・・・。
新感覚で二転三転のスリルが味わえる1冊。
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(感想)
就職試験が舞台なんて斬新だ。
初めて読むシチュエーションだったので冒頭からのめりこんだ。
全員自分のチームの勝利のために動いているけど、この中にスパイがいる、という事実が頭にこびりついて読んでいても気が抜けない。
緊張感がある。
物語の後半ではスパイの行動が展開を大きく左右することになる。
「ここぞ」という場面でのアクションに驚かされたし、このゲームが終わった後の展開も読みごたえ抜群だった。

S君に本を貸してもらってもう何冊になるかな。
毎回新たなジャンルの面白さを知ることができる。
とてもありがたい。
またよろしくお願いします!

 

テニスの王子様を観たこと
AmazonPrimeにあったから試しに観てみた。
絶対的に強い主人公のアニメは面白い、と僕は思う。
意地悪キャラに一泡吹かせたり、最強と言われている先輩を打ち負かしたりと爽快感がたまらない。
ただ170話以上もあるなんて・・・。
6期あるメジャーもやっと見終えたというのに。
ギャグとも思えるスーパーショットが見られるのが何より楽しみだ。
半年かけてのんびり観ていこう(笑)

 

③本を買ったこと
以前インターンに一緒に参加した2年目社員のH君が本を読むことが趣味ということで、今まで読んだ小説について話をした。
彼は池井戸潤を薦めてくれた。
書店には池井戸作品がたくさんあって気になっていたところだった。
下町ロケット」も読みたいけど、シリーズが多すぎて読み始めたらしばらく抜けられなくなりそうだから止めておいた(笑)
今日は「七つの会議」を購入した。
映画化されて話題になっているし期待大!