記録

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天下一の軽口男

実家から息子が帰ってきた。
2週間会わないとだいぶ久しぶりに感じる。
「パパ、いっしょにあそぼ」と言えるようになっていたり、10以上の数字を数えられるようになっていた。
遊んだ後の片付けもやるし、風呂場では自分で体を洗う。
わずかな期間に驚くほど成長していた。
両親、祖父母がわがまま坊主相手に必死に教えてくれたんだろう。
感謝感謝。
妻も息子に会えて嬉しそうだったが、30分後にはもう叱っていてやっぱりそこは変わらない(笑)
また騒がしい日々になりそうだ。
1週間後は幼稚園の仮入園が控えている。
大丈夫かな~(笑)

 

■良かったこと
①小説を読み終えたこと
木下昌輝「天下一の軽口男」
本屋でタイトルを見た瞬間に読んでみたいと思った本だ。
まずはあらすじから。
※ネタバレ注意
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まだお笑いが庶民に浸透していない江戸時代が舞台である。
落ち着きがなくて勉強もできない問題児、彦八が主人公。
夢は天下一の辻咄(今でいうお笑い芸人や落語家)になることだ。
毎日のように子供たちを集めては、話をしたり大人のマネをしたりして笑いを集めていた。
その中に里乃(さとの)という容姿端麗で気の強い女の子がいた。
里乃も他の子供たちと同じく彦八の芸に大笑いしていたのだが、ある日を境にどこか悲しげな様子で大笑いすることもなくなってしまった。
どうやら家の借金が膨らんでいるらしい。
彼女を再び笑わせようと決心した彦八は、あの手この手を使うがどれもうまくいかない。
そして里乃の家族は夜逃げして、突如村から、彦八の前から姿を消してしまう。
自分が辻咄として有名になれば、きっとまた会えると信じて夢に向かって突き進む。
彦八は天下一の辻咄になれるのか。
そして再び里乃を思い切り笑わせることはできるのか。
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(感想)
主人公が成長していく物語はやっぱりハマる。
挫折や敗北からの逆転劇は本当に爽快だ。
悪ガキなのに真っすぐで人情味の厚い彦八にどんどん感情移入してしまった。
時代は江戸なので知らない言葉がたくさん出てきたところは苦労したが、充分楽しめたので満足!

 

②息子が成長していたこと

 

③オムライスを作ったこと