記録

記録

神様のカルテ2

■良かったこと
①本を読み終えたこと
夏川草介神様のカルテ2」
気づいたら引き込まれている物語。
まずはあらすじから。
※ネタバレ注意
---------------------------------------------------------
一止(イチト)が働く本庄医院に大学時代の友人である辰也が赴任してきた。
彼は超優秀で東京の一流の病院に勤務していた。
突如かつての友と一緒に働き始めることになるのだが、真面目で腕が良い辰也の評判が日に日に悪化していく。
定時になるとさっさと帰り、緊急の電話にも出ないらしい。
辰也に限ってそんなことはないだろうと、一止は半信半疑。
この数年で彼は変わってしまったのか。
急に地元信州に帰ってきた理由とは。

そして本庄医院を長年支えてきた大先輩が病に倒れる。
病に侵された体はもう手遅れ状態。
突然の事態に困惑する一止。
先輩に残された時間は刻一刻と削られていく。
見て見ぬふりはできない。
一止は最後にとんでもない奇策を打って出る。
---------------------------------------------------------
(感想)
「医者」という立場の辛さを感じる作品だった。
まさに板挟み。
家族を置き去りにして仕事に没頭すれば家庭が壊れ、
家族を優先して早く帰ると患者や同僚からはダメ医者だと言われる。
事情を知らない周囲は言いたい放題だ。
病院に行けば"お医者さんが付きっきりで看てくれるのが当たり前"という考えが自然と植えついていた気がする。
なんだか反省してしまう。

一方で、ホッコリする場面も。
一止夫妻の絶対的な絆。
仕事が忙しくて一緒に過ごす時間は決して長くないけれど、相手を気遣う気持ちは半端じゃない。
思いやりというのはシンプルかつ最強だ。

そして当然「別れ」の場面も。
今回は長年お世話になった大先輩とお別れすることになる。
"死"を止めることは誰にもできない。
最期にどう送り出すのか、一緒に居られる時間をどう過ごすのか。
常日頃意識することではないけど、たまには考えてみることも必要かもしれない。

物語の中でよく出てくる言葉。
「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である」
激務すぎて休む暇もなく何のために働いているのかわからなくなったとき、患者さんのことを想って常識外れな行動をして上司にひどく怒られたとき。
これを信念としたらどんなことも頑張れそうな気がする。
良い言葉。
さあ、明日新しい本を買おう。

 

②洗濯物を外に干せたこと
ようやく!ようやく梅雨脱出か?

 

③祖父母とテレビ電話をしたこと
息子と娘しか映していないけど(笑)