記録

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君の膵臓を食べたい

昨晩22:00から朝の4時までぶっ通しで小説を読んだ。
これだけ一気に読んだのは初めて。
この時間になっても眠くならないとは自分でもびっくり!
かなりのめりこんでしまった。

 

■良かったこと
①本を読み終えたこと
住野よる「君の膵臓を食べたい」
まずはあらすじから。
※ネタバレ注意
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主人公は大人しくて目立たない男子高校生。
とあることがきっかけでクラスメイトの山内桜良(やまうちさくら)が余命僅かの病に侵されていることを知る。
クラスで知っているのは自分だけ。
明るくて人気者で、誰からも好かれる桜良と陰気な【主人公】。
桜良から食事に誘われたことをきっかけに、今まで全く接点のなかった2人が共に過ごす時間が増えていく。
正反対な性格の桜良によって、他人との関わりを避けてきた【主人公】の心情に徐々に変化が現れる。
4カ月後、彼女は亡くなってしまう。
桜良はどのように最期を迎えるのか、そして彼女の死を【主人公】はどう受け止めるのか。
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(感想)
"切ない"けれど、それだけじゃない"前向きな気持ち"にもさせてくれる一冊だった。

まずタイトルが謎。
「君の膵臓を食べたい」
膵臓と聞いてあまり良い印象は受けない。
他人の膵臓を食べたいってかなりヤバいんじゃないと思っていたけど、読み終えた後には"なんて素晴らしいタイトルなんだ"と心から思わせてくれた。

内容としては、世間でも話題になっている通り間違いなく感動させてくれる。
強烈に切なかったけど・・・
「健康な人も病気の人も、人がいつ死ぬかなんて誰にもわからない」
「家族や友人など、身近な人との時間を大事に過ごそう」
という気持ちになれた。

クライマックスを超えた後、サッと終わらずにその後の物語も書いてくれていて◎!
もやもやしたまま読者の想像に委ねるタイプは苦手だ(笑)

特徴的なのはタイトルだけではない。
主人公の名前が最後まで分からない、のだ。
桜良やクラスメイトが主人公を呼ぶときは"【秘密を知ってるクラスメイト】くん"とか"【仲良し】くん"とか、呼ぶ人が主人公に対して抱いている感情に「君(敬称)」が付けられて表現されている。
このパターンは初めて。
アニメや実写化映画ではどうしているんだろう・・・。

朝方4時にも関わらず、読み終えたあとは頭が冴えてしばらく眠れなかった。
かなり衝撃的だったんだなぁと思う。
今まで読んだ小説の中で上位にランクインすることは間違いないのだが、面白いラインキングとは別のカテゴリな気がする。
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②息子と公園に行ったこと
息子は自転車デビュー。
ペダルが無くて両足で地面を蹴って進むタイプなのだが、まだあんまり上手くできない。
同じく公園に遊びに来ていた同世代の男の子が「一緒に遊ぼ」と声をかけてくれた。
1歳上の子で、自転車を交互に乗って遊んでいた。
その子はものすごいスピードで乗り回していて感心してしまった。
周りの子はみんな運動神経が良いな。
とにかく仲良く遊んでくれてなにより。
声をかけてくれて本当にありがたい。
どんくさくてもいいから、仲良くお友達と遊べる子になることを願う。

 

③野菜うどんを作ったこと
超シンプルだけど、毎週同じにならないように一応すこーしだけメニューに気を使っています(笑)